PD132 バリアゲート用単回路車両検出器製品

PD132 シングル - ループ車両検知器 バリア用製品
 

1. 概要

2. 技術パラメータ

電源

• AC 110/220V ± 10% 50/60Hz および DC 12/24V の複数の電源オプションをサポートしています。電源関連の詳細については、デバイスの本体ラベルをご確認ください。

感度

• 感度は4段階で調整可能で、ユーザーは特定のニーズに応じて車両に対する検知器の応答を微調整できます。

動作周波数

• 動作周波数範囲は20KHz～170KHzで、隣接するループやその他の干渉源からのクロストークを回避するのに役立ちます。

応答時間

• 10msの高速応答時間を持ち、車両の存在をタイムリーに検知します。

動作温度

• -20℃～+85℃の広い温度範囲で動作可能で、さまざまな環境条件に適しています。

湿度

• 最大95%（結露しないこと）の湿度レベルに対応し、湿度の高い環境でも信頼性の高い性能を保証します。

存在時間

• 無制限の存在に対する最大存在時間は指定されていませんが、制限付きの存在の場合は500msです。

最大ループサイズ

• サポートできる最大ループサイズは8M x 1Mで、ループレイアウト設計に柔軟性を提供します。

出力モード

• 出力モードはリレーであり、検知信号を送信するための一般的で信頼性の高い方法です。

フィーダー長

• 最大10Mのフィーダー長（ツイスト、1メートルあたり最低20ツイスト）で動作し、ループから検知器への適切な信号伝送を保証します。

3. 動作状態表示

• 電源インジケーター: 動作中に点灯し、デバイスの電源状態を明確に視覚的に示します。
• 検知インジケーター: 電源投入後、検知器は約3秒以内に自動的に校正されます。校正中は緑色のインジケーターが常に点灯し、ループ上に車両がないはずです。校正後、車両がない場合は緑色のインジケーターが消灯し、車両が検知されると点灯したままになります。緑色のインジケーターが異常な場合は、周波数調整の問題を示しています。

4. 主要機能

周波数調整

• ユーザーは、隣接するループからのクロストークや干渉を避けるために、ループの周波数を変更できます。検知器は4つの周波数オプションを提供しており、パネルのDIP1とDIP2を使用して調整できます。

感度調整

• パネルのDIP3とDIP4を使用して4段階で感度を設定できます。最も低いレベルから開始します。車両検知器が安定して動作しない場合は、安定した動作が得られるまで感度を1レベルずつ上げてください。

自動感度ブースト

• この機能は、パネルのDIP5を介して有効または無効にできます。有効にすると、感度が自動的にブーストされ、特定の検知シナリオで役立ちます。

フィルターモード

• 環境電磁妨害が大きく、誤動作の原因となる場合、ユーザーはDIP6をONに設定して、フィルター係数を増やし、妨害を遮断できます。フィルターモードでは、検知器の反応時間が遅延し、感度が低下します。通常、検知器が正常に動作しない場合は、ループ、埋め込み、フィーダーなどを確認し、周波数と感度を調整してから、必要に応じて拡張フィルターモードを使用してください。

リレー出力

• 8つのリレー出力工場出荷時デフォルト設定があります（DIP7 - ON、DIP8 - ON）。さまざまな設定により、車両がループに出入りする際のリレー（K1（Pin3/4）およびK2（Pin5/6））の動作が決まります。たとえば、ある設定では、車両がループに入ると、K1（Pin3/4）が開き、K2（Pin5/6）が500ms間閉じてから開きます。

リセット機能

• 検知器の電源が入っているときに、パネルのリセットボタンを押すと、検知器が再起動し、車両なしの状態にリセットされます。

5. 設置情報

ループとフィーダーの仕様

• ループは、1.5平方ミリメートルに相当する最小銅断面積の絶縁ワイヤで構成する必要があります。フィーダーも同じ材質で、ツイストせず、1メートルあたり最低20ツイストが必要です。ループまたはフィーダーの接続部ははんだ付けし、信頼性の高い性能を得るために防水ジャンクションボックスで終端する必要があります。長いフィーダーを使用する場合や、他の電気配線と一緒に配線する場合は、シールドケーブルをフィーダーに使用することをお勧めします。シールドは、検知器側でのみアースする必要があります。

検知ループの形状

• 検知ループは長方形の形状にし、最適な検知のために、交通の進行方向に対して長辺が直角になるように設置する必要があります。ループの長さは、監視する道路の幅によって決定され、道路の各端から1フィート以内に達する必要があります。一般的に、周囲長が30フィートを超えるループは2回巻きのワイヤを使用して設置し、周囲長が30フィート未満のループは3回以上巻きを使用する必要があります。より良い性能を得るために、周囲長が18フィート未満で設置することをお勧めします。

ループの設置

• すべての恒久的なループは、石材切断ディスクまたは同様のデバイスを使用してスロットを切り、道路に設置する必要があります。ループの外側の45°の切り欠きチャネルは、直角コーナーでのループケーブルの損傷を軽減するのに役立ちます。フィーダー用の連続パスルートは、フィーダーケーブルを挿入する前に、検知器に到達する深さのスロットを鋸で切断することによって得られます。

6. 適用シナリオ